ブレンボブレーキは、全てにおいてWSBK世界選手権の主役です。

2021/07/08

 ブレンボのスロットディスクと6ピストンキャリパーがスーパーバイクに登場。意外な供給対象にご注目!

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スーパーバイク世界選手権が始まったのは1988年。その初戦からブレンボは大きな役割を果たしてきました。ドゥカティ851、ビモータYB4、ヤマハFZR750に供給され、初代カテゴリーチャンピオンとなったRCMチームのフレッド・マーケルも、自身のホンダRC30にブレンボ製ブレーキを採用していました。​ 


当時のブレーキディスクは鋳鉄製で、厚さは5mm(0.2インチ)。そこにツーピースキャリパーと、アキシャルマウントのマスターシリンダー、オーガニックパッドを組み合わせていました。これらはもちろん当時のスーパーバイクのコンセプトに沿ったものです。​


その頃の公道仕様のスポーツ車は、現在ほど洗練されたものではありませんでした。パフォーマンス(加速や最高速度)はもちろん、車体構造やブレーキシステムも現在の姿にはほど遠く、エレクトロニクスに至っては基本的に開発待ちの状態でした。​


世界選手権が始まった当初は、チーム編成も選手の調整も、レギュレーションそのものも、何とか出来あいで間に合わせたようなものでした。ウォームアップラップで選手らのマシンを先導する車両のことなど誰一人考えませんでした。​

 

とはいえ、セーフティーカーは、1973年のカナダGP以降ときどき出動するようになり、1993年のF1でようやく定着しました。その数年後、バイクレースにも適用されましたが、WSBに登場したのは2008年のことです。​


セーフティーカーの役割は、各セッションの前に、コース上にオイルや異物、冠水箇所がなくトラックが良好な状態かをチェックするとともに、マーシャルや緊急対応スタッフが全員サーキットの所定の位置についているかを確認することです。​

 

また一方、スタート前には、セーフティーカーはマシンの集団の後方について、ほぼ1周分追走します。助手席にはドクターが乗っていて、重大な事故が発生して怪我人が出た際、すぐに駆けつけて応急処置を施すことになっています。​


こうした役割を担うセーフティーカーが本領をフルに発揮するには、加速と走行時の接地性が高いことと、それに見合うブレーキシステムが必要です。言い換えると、加速もブレーキもできるだけスピーディーであることが求められます。​

 

2019年以降、スーパーバイク世界選手権でセーフティーカーを務めてきたのは、ヒョンデNです。このNは、誕生の地(韓国・ナムヤン)と研鑽の地(ドイツ・旧ニュルブルクリンク)の両方を表しています。レースの代名詞とも呼ぶべきニュルブルクリンク。そこでは1975年以降のF1でブレンボ製ブレーキが活躍を続けています。​


今シーズンは、新たに4台のヒョンデi30ファストバックNsがブレンボのGTキットを採用してセーフティーカーとしてコースを走行することになっています。出場選手のうち17名がブレンボ製のブレーキパーツを使用していることから、採用はほぼ確実です。​


カワサキ・ニンジャZX-10RR、ドゥカティ・パニガーレV4 R、そしてホンダCBR 1000 RR-Rといった参戦マシンの多くは、ブレンボ製ブレーキを標準装備している車種です。ただし、スーパーバイク世界選手権の場合、キャリパーはフィンのついた新型で、ブレーキディスクは最新技術を反映したベンチレーテッドタイプのスチールディスクを供給します。いずれもブレンボ製で、理想的な通気性を確保しています。​

一方、ヒョンデi30ファストバックNに対しては、ブレンボのGTキットでブレーキトルクと熱容量を大幅に上げました。アルミニウム製の対向6ピストンキャリパーに、ベルハウジングがアルミニウム製の大径ディスクを組み合わせています。このディスクは、ここ数カ月非常に注目を集めている新型のSport TY3ディスクと同じTY3スロット加工が特徴です。​

 

ブレンボのSportモデルは、以前のディスクとは異なり、アウターローターにType3のスロット加工を施し、よく目立つブレンボのロゴマークを彫り込んでいます。スロットのデザインは、世界ツーリングカーカップで採用されたものと同一です。​


この新技術がめざしたのは、天候や路面状況を問わず摩擦力を高く保つこと。スロットのないディスクと比べて雨に強く、ディスク表面から水が飛び散りやすくなっています。同様に、パッドとディスクの間で発生するガスの放散性も向上しました。​


Type3スロットは、ドリルドディスクよりも機械的強度が高いため、割れにくさに優れています。そのうえ、高温時でも低温時でも性能が耐用期間中つねに安定します。これらすべてを、ペダルの操作性を損なうことなく実現させました。​


ここ数年ありがたいことに見事なストッピーという余興を披露してくれているスーパーバイクのブレーキほどには、セーフティーカーのブレーキに見せ場はなさそうですが、いわばタイヤが4本とも回り続けるためには、ブレンボのブレーキが重要なのです。性能と安全、この両方をブレンボはブランド名を冠するすべての製品で貫いています。​




二輪にも四輪にも欠かせないもの、それがブレンボです。​​


 

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Brembo S.p.A. | P.IVA 00222620163

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