ブレンボ製ブレーキの強さを支える5つの要素

2017/09/27

時速100キロから2.2秒で完全停車!驚異のブレーキングを実現するブレンボブレーキの秘密

時速100キロのスピードからわずか2.2秒で止まれる車があるのをご存知ですか。F1マシン?いいえ、フェラーリやポルシェ、ランボルギーニ、コルベットなどハイクラスの公道車です( ブレーキパフォーマンスに優れた名車ベスト50の一覧表を参照) 。これらの名車には、高性能と快適性を両立させたブレンボのブレーキシステムが純正で搭載されているのです。

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1) サイズ
ブレーキの性能を語る際にまず大切なのが、サイズです。ディスクブレーキの制動トルクを決定づける要因は3つあります。ディスクの有効半径、キャリパーの締め付け力、そして摩擦係数です。

ディスクの径が大きいほど、制動トルクは上がります。他の条件は一切変えずにディスクの有効半径だけを大きくしてみると、制動トルクは増加します。

ブレーキパッドの大きさも重要です。その理由は熱交換です。パッドの面積が広いほど放熱が容易なので、ブレーキシステムがパワーダウンしにくくなります。つまり、面積が小さいパッドよりもブレーキを何度も続けて使用することができるようになります。

また、制動トルクに正比例する要素として、キャリパーのピストン径とピストン数があります。

どちらも締め付け力を決定する重要な要因です。キャリパーの締め付け力、つまり、キャリパーがパッドに加える力が強くなるほど、ブレーキの効きが向上します。

 

こうしたサイズの要素はスポーツ車ではより重要になってきます。そのため、ブレンボでは4ポット、6ポット、8ポットのモノブロックキャリパーを製造・供給しています。これらを径の大きい高性能のディスクと組み合わせることで、剛性と制動力に優れたブレーキシステムを実現しています。

ブレンボのブレーキディスク(高級車用はカーボンセラミック製ディスク、または鋳鉄製のアウターローターにアルミニウム製のインナーローターを組み合わせたフローティングディスク)は、軸方向の歪みが生じにくいのが特徴です。 高級車向けのブレンボ製ブレーキシステムには、レースマシンで使われている素材やテクノロジーを数多く採用しています(ブレンボは40年以上にわたって、F1をはじめ、かつてのパリダカを含む耐久レースに至るまで、数々のレースに参戦し、そこで蓄積した豊富な実績とノウハウがあります)。このうちテクノロジーに関しては、一般車向けにも採用例があります。


 
 

2) 軽量性(重さと剛性のベストバランス)

ブレーキシステムのサイズを際限なく大きくすることはもちろん不可能です。システムを構成するパーツのサイズが大きくなればその分バネ下質量が増えて、車両全体のパフォーマンスが下がってしまいます。

そのため、ブレンボのブレーキシステムは、軽量性をメインの特徴の一つにあげています。ブレーキシステムを構成するすべてのパーツにおいて、一貫して軽量化を図っています。 カーボンセラミックディスクを例にあげると、同じサイズの従来タイプのディスクと比べて重さを約半分にすることで、バネ下質量の軽減に貢献しています。

軽量性に関してもうひとつ例をあげれば、ブレンボが製造するアルミニウム製キャリパーの場合、形状を最適化する独自のデザイン手法を採用するとともに、台上試験と走行試験を長期間入念に繰り返すことによって、重さと剛性のベストバランスを実現しています。

ブレンボの固定式キャリパーは、性能とデザイン性に優れているうえ、軽量で残留トルクも少ないため、装着した車両は燃料消費が削減でき、その結果排出ガスも減らせるというメリットがあります。


 
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3) 摩擦材

冒頭でお伝えしたとおり、摩擦係数は制動トルクを左右する要因です。したがって、使用する素材もサイズと同様に重要です。ブレンボのカーボンセラミックディスクの場合、鋳鉄製ディスクと比べて摩擦係数が約12%も向上しています。

素材と並んで摩擦に大きく関わるのが、ディスクの表面形状です。クロスドリルやスロット仕上げは、標準タイプよりも初期制動時から噛みが良く、優れたレスポンスを発揮します。

摩擦材といえば、ブレーキパッドにどんな素材を使うかも肝心です。

 

 
 

ブレーキパッドは、ブレンボのいわば代名詞的存在のキャリパーやディスクと並んで、ブレーキシステムにとって不可欠なパーツ。その大事なパーツを製造するために、ブレンボはブレーキパッド専門の組織を設けて研究と製造を行っています。

長年の研究成果を生かして、今日ではブレーキシステムごとに素材をカスタマイズしたブレーキパッドの開発が可能になりました。ディスクやキャリパーとの組み合わせで最大限のパフォーマンスが得られるようにしています。


 
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4) 組織全体のアプローチ

ブレーキシステムは複数のパーツで構成されています。信頼性や快適性、耐久性を確保するためには、最大限のパフォーマンスと効率を発揮できる組み合わせで各パーツが連携する必要があります。 このベストな連携が実現する組み合わせを、ブレンボは独自のアプローチによって確立するに至りました。ブレーキ動作に関連する全パーツについて精通していなければ成し得ないことです。
事実、ブレンボは、研究開発から設計・製造まで系統立てて操業を行う数少ないメーカーの一つです。ブレーキ動作に関わる全パーツ(ディスク、キャリパー、パッド、ハブキャリア)をすべて自社内で製造・組み立てし、世界トップクラスの高級車の要求をすべて満たす完全なブレーキモジュールの形に仕上げて納入できるメーカーは、決して数多くはありません。

常にクルマの進化とともにあること、そして将来の新しいクルマのためにブレーキシステムの理想形を追求すること。これがブレンボの研究開発の指針です。この指針をもとに、あらゆる面で洗練されたブレーキの理想形をめざして、ブレーキや隣接するシステムの各パーツ(キャリパー、ディスク、ブレーキパッド、サスペンション、制御ユニット)が互いに力を発揮し合うように開発を進めています。


 

5) 制動力の配分

効率的なブレーキングのカギを握るのがフロントの性能だけではないのは、レースマシンも公道車も同じです。特に、前後2軸のバランスが特徴であるスポーツ車にとっては、リアブレーキシステムは非常に重要です。ブレンボは、世界屈指の高級車メーカーと共同研究を行い、新モデルの開発にあたって総合的な技術提携を行っています。

だからこそ、高度に統合された効率の良いブレーキシステムをドライバーの皆さんに提供することができます。可能な限り最高のブレーキ性能を。それがブレンボグループの思いです。

目を見張るようなブレーキングには、リアブレーキシステムの徹底的な研究も必要です。それをまさしく反映したのが、ブレンボのブレーキシステムをフロントとリアの両方に採用した一流のスポーツ車の数々です。理想的な制動力のバランスと制動距離の短縮を実現しています。

 
 

ブレンボ製品はすべての車にお使いいただけます。

でも時速100キロから2.2秒で止まれるゴージャスなスポーツカーなんて持っていないし、という皆さんへ。ご心配なく。パフォーマンス重視のスポーツカーに乗っている人も、ドライビングは安全第一主義という人も、愛車のブレーキパフォーマンスの向上はブレンボにお任せください。


 
 




愛車がスポーツ車の人には、ブレーキのパフォーマンスとルックスを グレードアップするシリーズ をお勧めします。愛車の純正のブレーキシステムを、信頼性が長続きするブレンボのアップグレード専用製品に交換すれば、ブレーキパフォーマンスを大幅に向上させることができます。
               


 

Brembo S.p.A. | P.IVA 00222620163

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