最難関のブレーキングポイント
カタロニア・サーキットの10か所のブレーキングポイントのうち、最難関は1か所、中くらいの難易度が7か所、残りの2か所は難易度が低いです。第1コーナーの「エルフ」は、手前に1キロ以上の長いストレートがあるため、世界中のサーキットで最も難しいコーナーのひとつとされています。
ここへは選手は時速340km以上の速度で突入し、5.1秒間にブレーキレバーに7.7kgの力を加え、13.3バールの圧力をかけて時速91kmまで落としてコーナーを抜けきります。
難易度中のコーナーのうち、特に難しいのは第10コーナーの「カイシャ」です。ここでは223メートルの距離で4.8秒間におよそ時速200km分の減速を行います。一方、第3コーナーは、時速163kmから時速137kmに下げるだけで済むため、ブレーキ操作の時間はわずか1.4秒間です。