EICMA 2019に臨み、ブレンボはRCS Corsa Cortaシリーズを拡充させる新たなラインナップとして、MotoGPにすでに採用されているテクニカルソリューションを盛り込んだ革新的モーターサイクルクラッチマスターシリンダー、16RCS CORSA CORTAを発表します。
この新しいクラッチマスタ―シリンダーのデザインには、RCS Corsa Cortaシリーズにすでに適用されているスタイル特性がすべて受け継がれています。ちなみに同レンジのブレーキマスターシリンダーは、この特徴によってレッド・ドット・デザイン賞2019を受賞しています。
このデザインの一貫性によって、ライダーはどのブレーキ製品を選んでも、特徴的でダイナミック、かつスポーティな外観を保つことができます。また、ブレンボのブレーキは設計時に想定されたバイクが持つスタイルに調和するよう想定されています。
クラッチ本体はアルミニウム合金の鍛造品で構成され、5軸 CAM テクノロジーによって加工されています。表面には硬質皮膜が施され、摩耗への高い耐性とコンポーネントのスムーズな動きを両立させています。また、フローティングピストンとシールはMotoGPで使われていたのと同じものを採用しています。
幅広い層から支持されるハイパフォーマンスバイクのために特別に設計された新しいRCS Corsa Cortaクラッチマスターシリンダーには16mm径のフローティングピストンが使用され、大排気量エンジンでのフィーリングとパフォーマンスの向上に貢献しています。
アイドルストロークはレース用のマスタ―シリンダーと同様、最小値に設定されており、使用時のより高い精度を実現しています。
一般的なクラッチマスターシリンダーを長年の経験から生まれた圧倒的な性能を持つブレンボの16RCS CORSA CORTAに交換するだけで、誰もがバイクのブレーキングシステムのパフォーマンスを飛躍的に引き上げることができます。
ポンプはマウントアクセサリー、フィラー、ウォッシャーと併せてキットで販売されています(2020年3月から販売開始予定)。