5位:MVアグスタ ブルターレ1000セリエ オロ(208馬力)
ブルターレは誕生当初、カテゴリーはスポーツネイキッドでした。ブルターレ1000セリエ オロの登場によって、活躍の場を一気にスーパーバイク世界選手権にまで押し上げました。今回のバージョンは限定300台。ビレットパーツをはじめ、摩擦部を減らしたピストン、新型エンジン、改良型の燃焼チャンバー、カーボンファイバー素材のホイールまで、独自の特徴を満載してパワーアップと軽量化の両立を図り、空重量184kg、最大トルク115 Nm/9,300rpm、208馬力を実現しています。MVアグスタが再び世界を驚愕させました。
この世界最速スポーツネイキッドマシンが遂げた画期的な進化には、ブレンボが開発した新技術、Stylema™キャリパーが貢献しています。Stylemaは従来品と比べてピストンやブレーキパッド周りをスリム化し、ブレーキフルードが占めるスペースを減らして、レスポンスを向上させています。このようにコンパクトにしてもキャリパー自体の剛性は高さが保たれているため、急ブレーキ時でも制動効率が下がることはありません。ブルターレ1000セリエ オロには、このStylema™にブレンボ製の320mm径5mm厚のフローティングディスクを組み合わせて制動力の理想的なバランスを確保し、さらに同じくブレンボ製の16/21ラジアルマスターシリンダーを供給しています。