ブレンボの傑作GP4-RRキャリパーが完全リニューアル

2019/11/07

 新型レース仕様モノブロックキャリパーをミラノショーに出品

GP4キャリパーシリーズに待望のリニューアルモデルが登場しました。超高性能を誇るレース仕様モノブロックキャリパーBrembo GP4-RR​の新型です。ファンの皆さんはすでにご承知のとおり、技術仕様を向上させたうえにルックスも大幅なリニューアルを遂げています。

サーキット走行の愛好家と愛車のキャリパーに本物のイノベーションを求めるライダーのために設計されたBrembo GP4-RR。MotoGPマシン仕様のモノブロックキャリパーのコンセプトを受け継いだあの傑作が、レース走行仕様で市場に再登場しました。

新型のBrembo GP4-RR​は、ブレンボが目指す未来型のキャリパーのフォルムと技術をベースに、インゴットから削り出して成形するモノブロック製法をブレンボが初めて公道仕様品に導入したGP4-MSのデザインを反映して、旧型とは全く異なる外観に仕上がっています。

剛性と軽量化の両立を図るため、Brembo GP4- RR​ではインゴットからの削り出し工程に最新のCAD/CAM技術を導入し、重量と剛性の優れたバランスを実現しました。シミュレーションプログラムを用いてキャリパー本体の形状も最適化したことで、レース仕様キャリパー形状の従来のイメージを覆し、仕様と性能の水準を一段と高めたキャリパーに仕上がりました。

表面にはレース用に開発された陽極酸化処理を施し、キャリパー本体の摩耗を防いで耐久性の向上を図っています。​
 



ピストンはチタン製の32-36mm径を4個配しています。旧型と比較して摩擦面のより広いブレーキパッドが使用できるため、制動性能をさらに上げることが可能です。

ブレンボレーシングシリーズの他のパーツと同様、ブレーキパッドは別売で、必要なマウント用パーツ一式と説明書が同梱されています。また、MotoGPでセッション後の動作温度の確認に使われているものと同じ熱変色性ステッカーがついているのも魅力です。​​​

​​​​