ドリルディスクという言葉だけでは十分ではありません。多くの潜在的なドリルディスクの購入者は、それらはすべて同じであると考えています。実際、あらゆる必要な加工を施したドリルディスクと、ごく表面的に製造されたドリルディスクがあります。後者はドリルディスクの利点を保証しないばかりか、危険でさえあります。

ドリルディスクを安価で購入できた当初の熱意は、数週間後には安全要件を満たさなくなったブレーキシステムに対する怒りに変わるでしょう。このリスクを避けるには、以下の5つの間違いを避けましょう。


1) 「DIY」による改造を信じること

購入後にディスクを改造したり、他の人に改造してもらったりして、（単にドリルを開けるだけで）標準のスムースディスクをドリルディスクに改造できると考えるのは、最悪、そして最も危険な間違いです。

必要とされる構造上の変更は非常にデリケートであり、製品の安全性を確保するため適切なテストを実施する必要があります。

法的な観点からも、改造されたディスクは保証の対象外となり、道路使用用には承認されなくなることに注意しなければなりません。

2) ドリルディスクはすべて同じと考えること
​一見同じに見えても、ドリルディスクはそれぞれ異なります。穴の数、大きさ、および位置は、ブレーキシステムの性能だけでなく、何よりもその動作の安全性を決定する要因です。

ブレンボXtraディスクでは、穴は、ディスクの熱機械的ストレスに対する耐性を損なうことなく性能を向上させるように設計されています。


3) 試験の役割を過小評価すること
市場に投入される前に、性能とその持続期間を評価する試験を受けているドリルディスクがあります。

一方、性能のみを評価しているものもあります。さらには、全くテストされていないものもあります。

世界最高峰の自動車メーカーおよび最も存在感のあるレーシングチームとの協力により、ブレンボはブレーキシステムの最も過酷な使用に必要な技術仕様を理解しています。

ブレンボXtraディスクを市場に投入する前に、ブレンボが要求する最も厳しい要件を満たすために、および搭載予定の自動車の性能ニーズを満たすために必要なすべてのベンチテストと路上テストが実施されました。


4) 材料と換気を過小評価すること
ドリルディスクは、ブレーキシステムの動作に不可欠な技術的要件を満たさなければならないスムースディスクに取って代わります。材料、換気の種類、寸法および形状の公差は、オリジナルシステムの製造元の仕様を満たしていなければなりません。

場合によっては、熱亀裂とシステム冷却に対する耐性を向上させるため、ブレンボは、特定の材料とカスタマイズされた換気の両方についてXtraシリーズのための特別なソリューションを採用しています。

なぜなら、スポーツディスクは、見た目に美しい穴だけでなく、性能の面でもそれ以上の何かを提供しなければならないからです。


5) パッドを考慮しないこと
パッドは、ブレーキシステムの性能、快適性、持続期間を決定する重要な要因の1つです。

より高い性能を発揮できるディスクと組み合わせる場合なら、なおさらです。

パッドには必ず、スポーツディスクの製造元が選んだコンパウンドを使うことを推奨します。

通常、ディスクの製造元の推奨に従うのが良いでしょう。

ブレンボXtraディスクは、特にブレンボブレーキパッドシリーズと組み合わせることで最高の性能を発揮するように研究およびテストされています。