C7 Z06では(C7グランスポーツも同様)、エンジンを第6世代よりもわずかに小さくしました。アルミニウム製のヘッドとイートン社製1.7リッターコンプレッサーを搭載した6.2リッタースーパーチャージャーV8エンジンです。650馬力、最大トルク881Nmを発生します。タイヤは前モデルより幅広にして、カーブでのグリップと直進時の安定性を高めています。
ブレンボ製ブレーキシステムも、車両のパフォーマンス向上をめざして設計されました。径が異なる対向ピストンを持つアルミニウム製ワンピースキャリパーの6ピストンをフロントに、4ピストンをリアに配し、サーキット以外でもスピーディーでレスポンスの良い制動力を発揮できるようにしています。Z06とグランスポーツはともに、フロントに394ミリ(15.5インチ)径、リアに388ミリ(15.3インチ)径のカーボンセラミックブレーキディスクを使用したことで、タイヤ1本あたり4.5kg(9.9ポンド)の重量を削減しました。