ブレンボのボンバッセイ会長、栄誉ある自動車殿堂入りを果たす

2017/04/04

 ブレンボ社の会長アルベルト・ボンバッセイ氏を自動車殿堂の会員に任命したことを発表しました。

任命の式典は今年7月にデトロイトで行われる予定です。ミシガン州のディアボーンにある自動車殿堂(AHF:Automotive Hall of Fame)は、自動車産業に大きく貢献した人々をたたえ、その歩みと業績を紹介することを目的として1939年にニューヨークで設立されました。

80年近くに及ぶその歴史の中で殿堂入りを果たした人は、およそ800人にのぼります。アルベルト・ボンバッセイ氏はイタリア人では9人目の殿堂入りです。殿堂の会員としては、ヘンリー・フォード氏(1967年)、フェルディナント・ポルシェ氏(1987年)、アンドレ・シトロエン氏(1998年)をはじめ、イタリア人ではエンツォ・フェラーリ氏(2000年)、エットーレ・ブガッティ氏(2000年)、ジャンニ・アニェッリ氏(2002年)、ジョルジェット・ジウジアーロ氏(2002年)、バッティスタ・“ピニン”・ファリーナ氏(2004年)、ヌッチオ・ベルトーネ氏(2006年)、セルジオ・ピニンファリーナ氏(2007年)、ルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ氏(2015年)といった自動車業界の象徴ともいうべき新旧の偉人が名を連ねており、今回アルベルト・ボンバッセイ氏はその仲間に加わることになります。


 
 

                 
今回の殿堂入りの喜びをボンバッセイ氏はこう語ります。「非常に光栄です。任命してくださったことに心から感謝申し上げます。このように評価をいただけてとても誇りに思いますし、この喜びを社員全員と分かち合いたいです。50年以上やってきましたが、その間、社員たちが本当によく頑張ってくれたおかげで、弊社が独自に開発した製品は世界中で認知されまして、トップメーカーの皆様方に数多く使っていただけております。殿堂の方々というのは、私もそうですけれども人生まるごと自動車産業に捧げた方々ばかりですから、そうした方々の仲間入りができることになったことを、このうえなく名誉に感じております。私を含めグループ全体でこの喜びを糧にして、今後も優れたモノづくりにとことんこだわって、数多くのメイドインイタリーを世界中にどんどん発信していきたいと思っております。」