美しい色は目と心を楽しませてくれます。それはキャリパーでも同じこと。 ブレンボは、1980年代の初頭にカラー塗装のキャリパーを初めて設計・製造しました。これが世界中で大人気を呼び、ブレンボの赤いキャリパーはトレードマークとなりました。そしてモータースポーツ界全体において他の追随を許さない存在感を発揮し、高性能の象徴と認識されるまでに至っています。
今日ブレンボが扱うキャリパーの色は、OEM供給とアフターマーケット向け製品を合わせると40色以上にのぼります。その全部ではありませんが多くの色では、配合する顔料が光や部位に対して耐性が低いことがあります。また、温度が上昇すると変色する顔料もあります。つまり、ブレンボがある特定の色でキャリパーを製造しないとしたら、そこには理由があるのです。