2024年は、モータースポーツの分野で特に重要な世界タイトルのいくつかを獲得し、ブレンボの並外れた記録がさらに充実しました。
特にフォーミュラ1では、マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)が、ブレンボのキャリパーとディスクを使用し、4年連続で世界選手権に勝利しました。これは、ブレンボ史上30回目のドライバーズ選手権となります。ブレンボが再びフォーミュラ1を席巻しました。2024年の24レースはすべて、ブレンボのブレーキを搭載した車両が優勝しました。ベルガモに本拠を置く同企業は、1975年以来、グランプリ851レースで531勝を重ね、強豪チームと並んでドライバー30タイトル、コンストラクターズ34タイトルを獲得してきました。
MotoGPでは、ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)が、ブレンボ製ブレーキシステムとマルケジーニ製ホイールのフル装備で成功を収め、世界選手権のトップカテゴリー(旧500cc、現MotoGP)での優勝回数は、合計36回となりました。ブレンボは、MotoGPで紛れもない優位性を維持し、Moto2、Moto3、スーパーバイク世界選手権でも成功を収めています(同じくマルケジーニとの共同開発)。1978年以来、ブレンボはプレミアクラス(500ccおよびMotoGP)で592勝を獲得しており、その卓越性が裏付けられています。9年連続で、すべてのMotoGPライダーが、同イタリア企業が製造するコンポーネントの性能と安全性を選んでいます。上位チームとともに36のライダータイトルと37のコンストラクターズタイトルを獲得したブレンボは、二輪の世界におけるイノベーションと勝利の代名詞です。
トプラク・ラズガットリオグル(ROKiT BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)が勝利に返り咲いたWorldSBK選手権において、市販車ベースの世界選手権におけるブレンボの並外れた連勝記録に、追加のひとこまが加えられました。選手権が始まって以来開催された37回のうち、ブレンボは37回すべてで優勝しています(具体的にはライダーズタイトルで33回、コンストラクターズタイトルでは毎回)。
2024年の記録で注目すべきは、Moto2の小椋藍(おぐらあい、MTヘルメットMSI)、Moto3のダビド・アロンソ(CFモト・ガビオタ・アスパル・チーム)、WRCにおける優勝、そして名高いル・マン24時間レースです。ティエリー・ヌービルによる初のWRC世界チャンピオン(ヒュンダイ・モータースポーツ)は、アスファルトとダートを交互に走るラリー競技におけるブレンボ製ブレーキシステムの信頼性と性能を浮き彫りにしています。
2024年はまた、電気モータースポーツにおけるブレンボの優位性を強化する年でもありました。6シーズン連続で、FIAフォーミュラEにおける完全電動駆動のGen3車両22台すべてと、FIM MotoEワールドカップにおけるドゥカティ電動バイク18台が、ブレンボの優れたブレーキシステムに依存しています。前述の選手権であるフォーミュラ1、フォーミュラE、MotoGP、Moto2、Moto3、WSBKに加えて、1975年から今日までにさまざまなカテゴリーで獲得した700を超える世界タイトルをもたらした、WEC、GT、IMSA、EWC、GEN-7カー、MXGP、エンデューロ、トライアル、フォーミュラ2、フォーミュラ3、WRC、スーパーフォーミュラ、MotoAmerica、ポルシェ・モービル1スーパーカップその他多数について触れておくのも大切なことです。