すべての場面で確保される高摩擦係数
パガーニ・ウアイラにはBremboカーボン/セラミックブレーキが搭載されており、このブレーキはニュルブルクリンクでのゾンダRを使用したテストで「最も過酷な状況において理想的な性能を提供できる」と評価されています。カーボン/セラミックブレーキの使用により達成された軽量化は、ウアイラがレース、そして日常のドライビングのどちらにおいても卓越した性能を発揮するのに大きく貢献しています。Bremboが製造する複合セラミック材はすべての使用条件、且つすべての速度領域で安定した高摩擦係数を維持します。これによりドライバーは適切な踏力でペダルを踏み込んでブレーキングをコントロールできるようになります。この重要な機能は従来の鋳鉄製ブレーキには真似できません。ブレーキキャリパーはメタルベルに接続されてホイールハブに直接取り付けられています。この革新的なマウントシステムは特許技術であり、またブレーキベルトとベル間に発生する伸縮変形を考慮した設計が行われているのも特徴のひとつです。このシステムは2つのブレーキシステムエレメントの素材に様々な熱膨張を発生させて行われた詳細な研究から生み出されました。更に、CCMカーボン/セラミックディスクの高温時における歪みの少なさはディスクとパッド間のカップリングを最適な状態に留めます。この高い品質レベルは長期間において熱ストレスに晒されると変形してしまう鋳造ディスクにはなかなか提供できません。更に、複合セラミック材の硬さは製品寿命の向上にも貢献しています。