RiMS Racing

2021/08/24

 リアルさ世界最高のバイクビデオゲーム「リムズレーシング」にブレンボが登場

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ゲーム機やパソコンはスペックがどんどん上がり、搭載するグラフィックボードの性能も向上して、ゲーム映像のリアルさは、80年代に大流行した作品とは比べものにならないほど進化しています。とはいえ、楽しくて長く愛される商品を提供するためには、技術だけでは不十分で、優れた着想から生まれたゲームでなければなりません。​


この考えのもとに、イタリアの有名なゲーム開発会社、Raceward Studioのプログラマーらが開発した「リムズレーシング」。世界中のファンが待ち焦がれるこのバイクゲームが、いよいよ近日リリースされます。発売は8月19日。対応機種はPS5、PS4、Xbox Series X/S、XboxOne、Nintendo Switch、そしてPC版です。​



 
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360度シミュレーションを提供したいという思いで開発されたリムズレーシング。他のゲームにもあるライディングの迫力ある動きはもちろん、マシンの準備やチューニングも可能で、細かなセットアップができるようになっています。​


予算に限りのあるマニアが思い切ってパーツ交換し、実際にサーキットや公道で試してみたらどうなるかをシミュレーションできるのです。交換に大満足することもあれば、てんで逆効果だったということもあるでしょう。​


リムズレーシング(RiMS:Rider Motorbike Simulator)でプレーヤーは、キャリアモードで獲得したガレージにある自分のマシンをすべて分解することができます。交換できるパーツは、タイヤに始まりサスペンション、エグゾーストパイプ、カウル、シートまで合計45アイテム。もちろん、ブレーキシステムも交換可能です。​




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​このゲームで交換パーツが最も豊富なのがブレーキで、ブレーキキャリパー、ブレーキディスク、ブレーキパッドのそれぞれフロント用・リア用、ブレーキレバー、マスターシリンダー、リア用サムブレーキ、ブレーキホース、ブレーキフルード、リザーバータンクの、全12アイテムがカスタマイズできます。​



 

これらのパーツには、現実と同様に、それぞれ価格や性能、互換性のバリエーションがあります。ただ、RiMSの場合、純正品でもアップグレード品でも実在するパーツだけを使用しているのが特徴です。これが実現できたのは、世界中のメーカーとのコラボだからこそ。当然、バイクレースでトップの実績を誇るブレンボもその一つで、カタログを提供しています。​


各パーツは形状、サイズ、性能までが正確に再現されています。それぞれ重量、径、型、条件などの詳細が示されています。リムズレーシングに登場するブレンボのパーツは、他のパーツと同様に、走行距離やライディングスタイル、事故回数などの影響を受けて徐々に摩耗していきます。​


プログラマーらは、サーキットエンジニアやブレンボの製品技術者らと情報交換しながら、ブレーキパーツの一つ一つとその機能的な特性に関する知識を深めていきました。それらとゲームエンジンとの相互作用が、マシンのダイナミクスに影響を与えます。 例えば、ブレンボのT-Driveディスクは、アウターローターとインナーローターとの継ぎ目にT字型のピン8本を採用していることで、OEMディスクより軽くなり、制動力に加えて方向転換時の応答性が改善し、加速も向上します。 ​



 

また、プレーヤーが使えるマシンは8台で、すべて最新世代のスーパースポーツモデルです。そのうちのアプリリアRSV4 1110ファクトリー、ドゥカティ・パニガーレV4R、カワサキ・ニンジャZX-10RR、MVアグスタF4 RC、スズキGSX-R1000Rは、ブレンボ製ブレーキパーツの標準搭載車種なので、リムズレーシングでも同様の装備です。​


ただし、これらのマシンでも他の車種でも、プレーヤーはサプライヤーを変えて、ブレンボ製パーツの品質をさまざまなサーキットで比較して確かめることができます。サーキットはシルバーストーン、ラグナ・セカ、鈴鹿、ニュルブルクリンク、ポール・リカールなど常設のものから、サン・マルコ・パスのような公道コースまで用意されていて、それぞれ天候条件を変えて挑むことも可能です。​



 

例えばRCSコルサコルタ・マスターシリンダーやGP4-MSキャリパーを愛車に試してみたいライダーには、その夢が叶うようなものです。リムズレーシングなら無料で試して愛車の反応を見られるので、買うのをずっと先延ばしにしてきた人も決心がつくかもしれません。​


パーツもとことんリアルな作りなので、パーツ交換はかなり楽しめるものになっています。実際、どのパーツの交換も、通常ならメカニクスが行う一連の手順をそっくりそのままプレーヤー自身が行いますが、手を汚すこともマシンを台無しにしてしまうこともありません。​


もちろん、各車種で構造のコンセプトが異なるため分解・組立の手順はマシンごとにさまざまですが、どれも挫折の心配は無用です。各手順の説明が画面に表示されるので、ゲームパッドやキーボードの操作でパーツ交換をやり遂げることができます。​


かつてないリアルさを追求したバイク・シミュレーションゲーム、リムズレーシング。​


 


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