たゆまぬ研究活動
Bremboが毎回次々と最先端のブレーキシステムを開発し、新しい基準を業界に生み出せている理由は何か。その秘密は、毎年利益の5%が当てられ、総職員の10%が従事する研究開発活動にあります。
技術者やプロダクトスペシャリストにこれほど高い割合の職員(7,000人以上)を配置して安全性と性能向上を目指しながら日々製品の研究や微調整を行っているところからは、未来のクルマが与え得る無限の可能性に対するBremboの大きな期待と信念が垣間見えます。
まるで企業DNAに組み込まれているかのように、新しいアイデアや画期的なソリューションを提案するBremboの能力は常にこの基盤により支えられながら維持され、そこからグループの部門を超えた様々な事業領域間での相乗的な情報交換が実現しています。
Bremboは総合的な研究を通して「限界」を向こうへ、できるだけ遠くへと押しやり続けています。
このような研究には、ますます高い性能を備えるブレーキシステムの開発や微調整に留まらず、製品の快適性を向上させる革命的ソリューションを模索する実験や機能性と美しさを兼ね備えたデザインのための研究などが含まれます。
また、新素材やメカトロニクス(機械工学、電子工学、情報工学を融合させた自動化工学の一派)などの革新的な学問の活用を審査し、評価する活動も行っています。
1975年以降、エンツォ・フェラーリは彼のシングルシーターのレースカーにBremboブレーキを使用していますが、公道を走るストリートカーのブレーキシステムの微調整にとって、トラックでの経験はなくてはならないものであるということが分かりました。
長い時間をかけて、世界のレースのおよそ半分くらいの勝利は結果的にすべてのバイカーとモータリストのための技術的発展に役立てられています。
Bremboはその創業時より技術的優越性やイノベーション、そして最高の結果の代名詞として歩んでいます。
しかしこの成功の秘訣は莫大な経済的投資を伴う継続的な研究活動の遂行であり、Bremboはこのアプローチがあったからこそ競合他社に勝る技術的アドバンテージを維持し、世界のトップメーカーとして君臨し続けられているのです。.