スポーツ

 

制動力とブレーキコントロールにおける最高の性能

        

スポーツ性の高いバイクのブレーキシステムは、制動力とコントロール性に関して、常に最大限の性能を提供しなくてはなりません。
 
ブレンボはこれらの要件を完全に満たすために、モータースポーツで得られたその豊富な経験を活かして、ラジアルマスターシリンダー、ラジアルマウントキャリパーおよびフローティングディスクで構成されるさまざまな高剛性のブレーキシステムをスポーツ性の高いバイクに向け生産しています。
 
ラジアルマスターシリンダーでは、優れた制御性(つまり、ライダーの入力に対する線形応答)を確保しながら、フローティングディスク(最大330 mm径まで使用可能)の高温耐性が向上しています。これは、鋼製ブレーキローターが熱ストレスの下で膨張するためです。
 

 
 

剛性を向上させるトリプルブリッジ構成を備えた鋳造アルミニウムのブレンボ製ラジアルマウントキャリパーが、システムを完全なものにしています。ハイエンドの高性能モデルでは、モノブロック技術により、重量と剛性の比率がこれまで以上に最適化されています。


空前の性能を実現するには、スポーツ性の高いマシンの重量を最小化しなければなりません。ブレンボはこの重要な面にも注目し、今までで最軽量の材料の研究、これらの材料の製造工程の開発、そしてあらゆる単一部品の寸法の最適化に取り組んでいます。


 

Bremboのブレーキを採用しているモーターサイクルの例:


 
カワサキ・ニンジャH2

ターボブレーキ

普通、ターボを効かせた310HPのエンジンを止めることは非常に難しいことだと思われがちです。しかしBremboなら話は別です!Bremboは真にパワフル、そして先進技術を駆使したブレーキシステムをカワサキ・ニンジャH2(およびニンジャH2R)に提供します。ラジアルブレーキポンプと4ピストン型ピラーキャリパー、そして330mmディスクの優れた作用の融合により、非常にわずかな制動距離で突出したブレーキ性能が実現します。

スズキGSX-R1000

24 カラットのキャリパー

スーパースポーツでは、大きなエンジンだけがあれば良いというものではありません。スズキはこれを良く理解しており、GSX R 1000においてはそのブレーキシステムが再度見直されました。このバイクに搭載されたBremboメッキピラーキャリパーはすべての場面におけるすべてのドライバーのニーズに応える製品です。キャリパーには4x32mmのピストンが備えられ、優れた職人技により軽量且つコンパクトながら突出した硬度を誇ります

ドゥカティ1299 パニガーレ

ブレーキにさえもスーパーバイクの感動を

妥協を許さないボルゴ・パニガーレ。そしてその技術的優位性は、ドゥカティ1299パニガーレの登場で更なる高みへと到達しました。しかし205 HP、145Nmのトルクを一気に停車状態に持って行くには最高のブレーキを搭載する必要があります。そこでBremboは極限状況の制動時においても最大限の剛性と変形耐性を持つ4ピストン型ラジアルマウント・エボキャリパーを提供しました。これはラジアルブレーキポンプを使用しながら2枚の330mmセミフローティングディスクとともに機能します。一方リヤでは、245mmディスクとBrembo2ピストン型キャリパーが備えられています。更に、Sモデルではマルケジーニ鍛造アルミニウム3スポークY形リムが装備されています。

トライアンフ・デイトナ675 R abs

イギリス仕込みの奥ゆかしさ、イタリア仕込みの制動力

イギリスらしい洗練さとトップレベルのパフォーマンス。
このコンセプトを叶えるために、トライアンフ・デイトナ675 R absはBremboフロントブレーキ・ピラーキャリパーおよびラジアルフロントブレーキポンプを採用しています。
このシステムはBrembo 310mmフロントディスクおよびBremboリヤキャリパーとともに路上での激しいブレーキングに最高の性能を提供し、その能力はレースにおいても大きな貢献を果たすことでしょう。

ホンダ CBR 1000 RR SP

期待を裏切らないブレーキング

SPレースではブレーキシステムでさえも安定したハイレベルな補正を行う必要があります。そこでBremboはホンダCBR 1000 RR SPのドライバーが安心して均一なブレーキング品質を確保することができるよう、最高レベルの硬度を誇る専用4ピストン型キャリパーを開発しました。シリンダー径は効果的なブレーキングとブレーキパッドの均一な摩耗のために30~32mmのラインナップから選択します。